【保土ケ谷区岩井町】御利益抜群なのに?ミステリー?!不思議でレアなお地蔵様『北向地蔵』が区内にも!
夏と云えば『お祭り』のシリーズから保土ケ谷にまつわる『怪談話』を調べてましたら…..『怪談』ではないものの地元のミセスTさんから不思議で面白い話を伺ったので少し調べてみました。その面白い話とは横浜清風高等学校のすぐ近くで小高い丘の上にあります『北向地蔵尊』についてです。
Tさんのお話では『向きを変えても変えても、北を向いてしまうという言い伝えのお地蔵様があるのよ』といったものでした。『北向地蔵尊』をちょっと検索しただけでも全国に5体以上(5体どころじゃない???)あって、北を向いているお地蔵様というくくりにすると400体ほどあるそうです。そしてお地蔵様の言い伝えや民話もそれぞれです。こちらのお地蔵様が建立されたのは1717年で302年前!!「道に迷って困っている僧がいるので救いに行くように」と夢の中で地蔵に告げられたこの近くの寺の住職が本当に道に迷っていた旅の僧を寺に泊めたそうです。そのお告げの話を知った旅の僧は地蔵に対する感謝と旅の安全を願う気持ちから、自分の持ち物を寄進して北(江戸)を向いた地蔵を建立したそうです。その後、修繕の時などに地蔵の向きを変えてもいつの間にか北向きに戻っているので「北向地蔵」と呼ばれるようになったそうです。不思議ですね~!( ゚Д゚)
ここは「かなざわかまくら道」の分岐点で「是より左の方かなさわ道」「是より右の方くめう寺道」と刻まれています。金沢方面と弘明寺方面への道案内も兼ねているそうです。横浜市の有形民俗文化財にも指定されているんですね。
お花も新鮮でお供え物もありました。300年以上の歴史があるとは思えないほどに美しく整備され管理されています。さきほど「北を向いている地蔵は400体ほど」と記載しましたがその数は全国に500万体ほどあるお地蔵様の数の比率的にはとてもレアな数で御利益も抜群だとか噂で遠くからいらっしゃる方もいるそうです。夏休みの自由研究がまだの人はもちろん(笑)ですが涼しくなってきた頃にでも『北向地蔵尊巡り』なんていかがでしょう?北向地蔵尊の場所はこちらです。