【横浜市保土ケ谷区】楽しくゆるく、たまにきっちり。持続可能な音楽活動を大切にする「保土ケ谷ファミリーブラス♪かるがも隊♪」の練習を見学しました!
保土ケ谷区を中心に活動している「保土ケ谷ファミリーブラス ~かるがも隊~」は、2025年で活動開始から17年目を迎える吹奏楽団体です。

3名の発起人から立ち上がった〝かるがも隊〟ですが、現在では57名の方が所属。幅広い年代の方が仕事や子育てなどと両立しながら、それぞれが「音楽を続けたい」との思いの下に集っています。〝かるがも隊〟が大切にしているのは「無理せずに長く活動すること」だそうです。

立上げ当初は赤ちゃんから幼児くらいのお子様連れで練習に参加するメンバーが多かったそうで、練習中に中抜けしておやつを食べさせたり、飽きてしまった子を連れてお散歩したりすることもあったのだそう。

かるがも隊の隊長(右)パーカッション担当です
「10年前に練習に連れてこられていた赤ちゃんが、中学生になって吹奏楽をはじめたというケースも珍しくありません。親子二代で練習や演奏会に参加する方もいるんですよ」と、発起人の一人でもあるリーダー(隊長)は語ります。隊長自身もご主人とお子さんと一緒にステージに立つこともあるのだそう。

「〝ファミリーブラス〟という団体名にしているのには、そういった思いも込めていました。〝ママ〟を対象にしている楽団やサークルは多くあるのですが、ママだけじゃなくて家族まるごとでもいいし、男性でも年配の方でも学生でも、誰もが参加してもらえる場所になればという願いです」

当日練習に訪れていた方に、音楽との向き合い方をお伺いしました。
サックス担当「〝かるがも隊〟の練習は、通常木曜日の午前中に行っています。その時に都合のつくメンバーが参加するという形なので、子育て中の方も続けやすいと思います」
フルート担当「学生時代の吹奏楽部が楽しかった思い出があり、ブランクはありましたが勇気を出してリスタートしました。以前他のアマチュア楽団にいたこともありましたが〝かるがも隊〟はいい意味でゆるい雰囲気がいいなと思います。仕事や子供の受験などとも両立できるのでありがたいですね」
トランペット担当「私も最後に楽器を吹いたのは高校生の時。それ以降は全く触っていなかったのですが、ふとした時に〝やっぱりまた吹いてみたい〟と思い、ネットで検索してたどり着きました。学生時代の部活は規律があって厳しかったこともあり、たまに嫌になってしまったこともあったのですが(笑)。自分のペースで参加できる今の方が、純粋に音楽を楽しめていると思います」

かるがも隊指揮者の長門さん
2025年より同楽団の指揮を担当してる長門さんは「30代~80代まで、幅広い年代の方が音楽を楽しむことを目的に参加している楽団です。普段はゆるく楽しい雰囲気ですが、スイッチを切り替えて演奏の時は真剣に取り組んでいます」と話します。

80代のメンバーも活躍しています
取材時に披露してくださった「小さな世界」は、少人数での公演のために長門さんが編曲しなおしたものだそう。どんな形であっても音楽を続けられる「持続可能な音楽活動」の姿が、ここにもありました。

現在は、11月22日(土)~23日(日)にかながわアートホールで開催される「吹奏楽ウィーク2025」のステージ出演を前に練習を重ねている〝かるがも隊〟。(〝かるがも隊〟の出演は23日(日)のみ)
楽器によっては、現在新メンバーも募集しているそう。詳細は、公式ホームページをご確認ください。
日程/2025年11月22日(土)~23日(日)
開場時間/9:45~ ※入退場自由
場所/かながわアートホール
※「保土ケ谷ファミリーブラス ~かるがも隊~」の出演は、11月23日(日)12:30~
「かながわアートホール」はこちら↓





