【横浜市保土ケ谷区】フリースタイルなラーメン店!SNSを席捲している和田町「自家製麺250」の夏季限定麺を実食!
■ひんやり、ずるっと。保土ケ谷冷やし麺めぐり
暑い日のランチにぴったりの冷たい麺。区内で美味しくきりっと冷たい麺が食べられるお店をめぐります。
相鉄線和田町駅から徒歩2分ほど。和田町商店街の途中、国道16号線よりの路地に、2025年2月にオープンした「自家製麺250(ニーゴーマル)」があります。ぱっと見カフェのような外観ですが、れっきとしたラーメン店。
店内もすっきりと洗練されていて、ラーメン店にありがちな独特のにおいなども一切ありません。
「ラーメン店ぽくないね、とはよく言われます。女性のお客様でもひとりで来店しやすいと思いますよ」とオーナーの井上さんは語ります。実際に女性のお客様も増えつつあるそう。カウンターは7席で一席当たりのスペースもゆったり。体の大きな男性がならんでも肘がぶつからないように、と配慮されているそうです。
「自家製麺250」では、夏季限定で冷やしメニューを展開しています。だしにこだわった「霧島鶏の塩冷やし~dashi~」と辛いもの好きに嬉しい「辛冷やし250~RED~」。今回は「霧島鶏の塩冷やし~dashi~」をオーダーしました。
透明感あふれるガラスの器に、美しく盛りつけられた一杯。
鶏だしと魚介だしを合わせたスープはすっきりと澄み渡り、旨みが重なり合う奥深い味わいです。
驚いたのは、その中に浮かぶ“だし氷”。時間が経ってもスープが薄まらず、最後の一口までキリッと冷たいまま楽しめます。さらに、添えられたわさびのツンと鼻に抜ける爽やかな香りが、冷たいスープの旨みを一層引き立て、後味をキリリと引き締めます。
麺はつるりと喉をすべる中太ストレート。色鮮やかなパプリカ、シャキシャキの白髪ねぎ、香り高い海藻、蓮根チップのパリッと感が、口に入れるたびに食感のリズムを生みます。しっとりした鶏チャーシューは、優しい塩気とスープの旨みが絶妙にマッチ!
葉物野菜専門の「かねこ農園」から仕入れているという「葉大根」もシャキシャキとした食感を残しながら、アクセントになっています。
ラーメン情報サイトや各種SNSなどでも取り上げられる機会が増えてきたという同店。オーナーの井上さんは、ラーメン店での勤務経験はあるものの、どこかの店でしっかりと修行をしたわけではない、と語ります。
「実家も飲食店だったので、飲食業に関わった時間は長いですが、ラーメンにポリシーや強いこだわりがあるかというとそういう感じじゃないんです。極論ですが、おいしいものを出せればそれでいいかなと。だから新しいメニューを考えるときも、結構フィーリングというか、直感を大切にしています」と井上さん。
井上さんは自転車競技のレース経験があり、現在もご自身の自転車チームを持っているそう。店名の「250」も自転車のトラックの一周の長さが由来です。さらに、かつてパンクバンドでドラムを叩いていたこともあるのだとか!
さまざまな人生経験が、ラーメンの味の奥深さにも繋がっているような気がしました。
これからも自由な発想で、おいしいものを提供していきたい、と井上さん。
オープン半年強で話題店の仲間入りをしている「自家製麺250」へぜひ足を運んでみてください。
「自家製麺250」はこちら↓