【横浜市保土ケ谷区】岩井町のおにぎり屋さん「Bay吉」は、思わず「ただいま」を言いに行きたくなるお店です。
保土ケ谷駅から坂道を登って少し。爽やかな風が吹き抜ける丘の上の岩井町に2025年5月、おにぎり屋さん「Bay吉」がオープンしました。

駐車場があることもうれしいポイントです
お店を営んでいるのはマノさんご一家。自宅の一部をお店として利用できるように改装し、オープンに至ったそうです。

オーナーの栞さん(左)と弘美さん(右)親子。
「元々ここは私の祖父の家で、現在は家族10人で住んでいます。実は店名の〝Bay吉〟の〝吉〟は、祖父の名前〝吉太郎〟が由来。〝Bay〟はお米のベイ、それから私が横浜ベイスターズの大ファンなので(笑)」と弘美さん。
国産銘柄米の不足がまだまだ解消されない中だからこそ、おにぎり専門店としての使命を感じているのだそう。「やっぱり子供たちが安心して食べられるものを提供していきたい、という思いがあります。離乳食を卒業したばかりの赤ちゃんでも食べられるように、素材を厳選しているんですよ」現在、お米は岩手県産のひとめぼれを使用しているとのこと。
おにぎりの具材にもひみつが。「私の母がずっと鮮魚店で働いていたご縁で、市場の方々にとてもよくしていただいて、魚卵や紅鮭などを安定して仕入れることが出来ています」と弘美さんは語ります。
現在お店に立っているのは弘美さん、娘の栞さん、栞さんのお兄さん。さらにメニューを試作、決定する際にはお孫さんたちも会議に参加。まさに家族全員で協力して営業されているのだそう。
人気はおにぎりセット(550円)。おにぎりは紅鮭&昆布・梅・ツナの中から一つ選べます。おかずはほんのり甘い卵焼きとから揚げ、ウインナー。
さらに、夏季限定でかき氷の販売も行っています。天然氷でつくったふわふわのかき氷(350円)は、部活帰りの中学生や高校生にも大人気とのこと!

いちご/ハワイアンブルー/メロン/コーラ/紅茶/レモン(各350円)※練乳トッピングは+50円
ちょっと珍しい紅茶のかき氷をオーダーしました。練乳をかけるとティーラテのような味わい!子供たちにはダントツでコーラ味が人気だそうです。
お店の周囲には小学校と中学校、高校があり、お店の前を通学や習い事通いで通る子供たちも多いことから、店内には駄菓子コーナーも設置されています。「お店に通ってくれていた子供たちが大きくなって、いつかアルバイトしに来てくれると嬉しいなって話してるんですよ」と栞さん。
おにぎりひとつひとつに込めるのは、何世代も受け継がれてきた、あたたかな記憶と人とのつながり。
ほっとする味の、その奥にある物語を、ぜひ一度味わってみてください。
「Bay吉」はこちら↓