【横浜市保土ケ谷区】メダカのシーズン到来!上星川の改良メダカ専門店では、めずらしいメダカに出会えます。
相鉄線上星川駅から徒歩数分、長い階段を上がると見えてくるのが「メダカ屋 えん」。改良メダカの専門店です。
「メダカ屋 えん」では、十数種類の改良メダカを販売していますが、そもそも「改良メダカ」とはなんなのでしょうか。「メダカ屋 えん」のオーナー、横山さんにお伺いしました。
「異なる品種のメダカを掛け合わせて、新しい特徴を持ったメダカをつくることです。色や柄、体形など様々な特徴がありますが、一代で定着することはなく、子ども世代同士、孫世代同士を掛け合わせて、その特徴を定着させていきます」
新しい特徴を持つメダカを開発し、販売できる段階になるのは、3世代~4世代後となるそう。

体にラメを持つ「幹之メダカ」
「改良メダカの始まりは、この幹之(みゆき)メダカと言われています。体にラメのような、キラキラした模様を持つことが特徴です。私も幹之メダカに出会って改良メダカのおもしろさを知ったことが、この仕事を始めるきっかけでした」

いちばん人気の品種「レーヴ」
「メダカ屋 えん」では対面販売のほか、ネット販売も行っているそうですが、どのような品種が人気なのでしょうか?
「長くヒラヒラした背びれと尾びれが特徴の〝レーヴ〟という品種は特に人気のメダカです。熱帯魚のようなゴージャスな雰囲気ですよね」

店舗は日当たりのよいルーフバルコニーのようなつくり
店舗スペースには、各品種ごとに分けられて水槽が並んでいます。
「上星川のこの場所でメダカ販売をはじめたのは、日当たりが良くメダカの生育に適した環境であること、それから井戸水が使えるのでカルキ抜きの作業がないということが、大きな理由ですね」
確かに水槽が多くならんだ店舗スペースは、日当たりと風通しの良い空間です。屋外飼育と屋内飼育では、メダカの生育に差はあるのでしょうか?

店舗の奥にもメダカの水槽が並んでいます
「あくまで体感なのですが、屋外で飼育した方がメダカの動きが力強くなるような気がします。ただ、ここは夜になるとアライグマがあらわれるので、その対策には気を使いますね…」
横浜で野生のアライグマがいるとはびっくりです!
最後に、これからメダカの飼育にチャレンジする方へアドバイスをいただきました。

「メダカ屋えん」オーナーの横山さん
「少ない数から飼育をスタートすることでしょうか。メダカ飼育は、1匹に対して1リットルの水が必要と言われているのですが、初めは1匹あたり1.5リットルくらいの感覚で始めていくと良いと思います。これから暑くなってくると、水質が悪化しやすくなります。そこで水槽の中が混雑していると、さらに水質が悪くなってしまうので、注意が必要ですね」
ただ、メダカは基本的には丈夫な魚なので、あまり手をかけなくても飼育や繁殖に成功しやすいので、ぜひチャレンジしてみてください、とのこと。
メダカのことならなんでも相談できる、頼もしい専門店でした。 めずらしい品種の改良メダカは一見の価値ありです!
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